農業水路の「魚の棲みやすさ評価プログラム」について

2018年09月20日 |

 このたび、農研機構が、生態系に配慮した水路の管理や、水路における魚類の保全を行っている活動組織に向けて、「魚が棲みやすい農業水路を目指して~農業水路の魚類調査・評価マニュアル」を発行しました。

これは、水路の魚の棲みやすさを客観的に評価するためのマニュアルです。

水路の「流速」「水深」「植生」などの指標と、魚類の「種数」「個体数」を入力すると、5段階のスコアで魚の棲みやすさを自動評価する「魚の棲みやすさ評価プログラム」が添付されているほか、評価が低い水路をどのように改善したらよいのか、その手法についても具体的な事例を挙げて説明されています。

生態系に配慮した水路のモニタリングにも活用でき、これまでの活動の成果を「見える化」することで、今後の活動に対するモチベーションの向上にもつながります。

マニュアルと評価プログラムは、以下の農研機構のウェブサイトから入手できます。    是非、活用してみてください。

『魚が棲みやすい農業水路を目指して~農業水路の魚類調査・評価マニュアル』

http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/pub2016_or_later/pamphlet/tech-pamph/079440.html

 

【マニュアルに関するお問い合わせ先】

農研機構農村工学研究部門技術移転部移転推進室

  Tel.029-838-7677 Fax.029-838-7680

※農研機構:国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構